さよなら、さよなら、さよなら!

ABC座が無事、先月28日に終幕した。
わたしの千秋楽は26日であった。
先だってブログで宣言した通り、五関担として初めての観劇であり、そして最後の観劇でもあった。

もはやABC座のブログだけで何個書くんだって感じなんだが、もうここまできたら最後まで書くしかあるまい。というわけでまずは観劇後の覚え書きからまとめる。



ちょいちょい自分の感想が入るのは仕方ないもんだと思ってほしい。なぜならこれは自分用のまとめだからだ。
元々レポなんてしない人なので自分の主観が入りまくってるのだ。致し方ない。
この日は最後だということもあり、全てを頭に入れて帰ろうと思ったゆえの細かさである。まーこんだけよく覚えてるのは我ながら凄い。
覚え書きとして吐き出すことで得たのは、こうやって一度見たものを文章にしてみると残るし、自分のなかでしっかりと記憶になる気がするということだ。機会があれば、そしてやる気があればまたこうして現場の折には覚え書きとして残したいなぁと思う次第だ。


まだ自分のなかでABC座2015という舞台を消化しきれていない部分が多いので、あれがこうでどう思った、というような感想は出てこない。

最終的に、観劇した回数は14回だった。いやー観たな。ひとつの舞台をよくもまあこれほどまでに観たものだ。1日に二回観た日もあったが、日にちにして10日。ハァ、よっく観た。おかげで1幕のセリフは書き起こしできるまでに覚えた。
これほどまでに何回も観た理由は、A.B.C-Zが観たいというだけではないと思う。
A.B.C-Zが観たいのであれば他にも機会があるだろうし、なにもわざわざ舞台へ行かなくても…と以前のわたしなら思うだろう。控えめに言ってもちょっとこの回数はアホだ。

それでも観劇したいとの思いには、何をもってしても、勝てなかった。
2幕のショータイムは勿論だったのだが、わたしはプラネッツがとてつもなく好きだったのだ。プラネッツを観られるのはこの機会を逃したらもうないかもしれない、そう思うといてもたってもいられなかった。
いずれは映像化し、いつでも観たいときにプラネッツが観られるようになるのかもしれない。
だが、ならないかもしれない。そう考えると、日生に足が向く。
ここまで惹かれた原因はよくわからないのだが、わたしが昭和好きっていうのもあるのかな。昭和の雰囲気(本当に雰囲気だけだったけど)の中で関係性が変わっていく、そんなプラネッツの一人一人かどうしようもなく好きだった。初めて観た時、ずっと1幕が続けばいいのにと思ったくらいには。

こんなアホなお金の使い方をし、無茶な一ヶ月を過ごし、だがわたしは一つも後悔していない。いつかは「あのお金であれもこれも出来たな…」と後悔するのかもしれないが、少なくとも今はない。
舞台というものの楽しみ方なんてまだわかったつもりもなく、でも、舞台へ行くというあれだけ高く見えていたハードルが、あっけないくらい無くなった。




舞台を観に行くのは楽しい。A.B.C-Zの舞台は楽しい。良し悪しや、出来不出来などなにも知らない。わたしはABC座2015が好きだ。今も大好きだ。

五関さんの担当という気持ちで初めて入った現場という思い出も兼ねた、ABC座は終わった。
次はジャニーズワールドである。これは、また初めての経験になる。どう感じるのか、どう思うのか。まだわからないけれど、取り敢えずA.B.C-Zが、五関さんがまた舞台に立つのを観られる機会がこんな直近にあるのは嬉しい限りだ。どうかチケットよ、当たってくれ!



A.B.C-Zのみなさん、他キャストのみなさん、ジュニアの6人、ありがとうございました。お疲れ様でした。
わたしはABC座2015が大好きでした。





ABC座24日・25日 夜公演まとめ。



24日夜まとめ



25日夜まとめ



君だけに罪はないみたい

ふと大好きなアジカンのアルバム、マジックディスクを聴いているとやたらにいまの心境にドンピシャな曲があった。
「ラストダンスは悲しみを乗せて」である。




毎日ハッピーで仕方ない。
それなのに、待ちに待ったアリサマBlu-rayを観た後のわたしにはこの曲がしっくりくる。

元来ポジティブな性格ではないので暗い曲の方が気持ちに合う事が多いのだが、この曲はむしろアップテンポに悲愴感を漂わせている。
要するに、楽しいけれど、とても幸せなんだけれど、寂しいんだろうなあ。
このアリサマ代々木に、五関担として参加したかった。ただそれだけの話なんである。

改めて、ABC座2015の26日。わたしとしては最後になる公演を、五関担という気持ちで観劇出来たことを幸せに思った。
悔しさとはちょっと違うんだな、これが。ただ、目の前であの様々な素敵な演出やダンスやアクロバットを観れていたその時、わたしは今のようにではなく、遠い気持ちでA.B.C-Zを観ていたということがちょっと寂しいのだ。多分。

それくらい、アリサマ代々木が良かったということ。画面に映る、どんな五関さんも格好良かった。笑顔が可愛かった。
ちょっとだけ不安があったからこそ余計に。あの日、あの時、あの時間。わたしは塚ちゃんを目で追っていたから。やっぱり…なんて揺れるんじゃないかなと、不安が、うん。
だけれども、そんな不安を抱いていたのが馬鹿らしくなるくらい五関さんに目がいく。追っていく。画面の端だろうが、そっちに視線が向かってゆく。
より明確になった、自分の気持ちが。
やっぱり身体が先行するんだな、わたしは。考えるより身体が動く。動いてから、気持ちが追いついてくる。
自分のなかで正しく気持ちが辿り着いたタイミングが、26日で、きっと良かったんだろうな。


ラストダンスは悲しみを乗せて、を聴くと、五関さんを思い出す。
嘘くさくても、自分に反吐が出そうでも、今はまあ、遠くても。どうしてもアイラビューなんですよ。

ロックンロールっていうのは全てを受け入れてくれるんですよね、ゴローさん。



やっぱり担当って定義は自分の中にしかなくて、それは他人と共有出来るナニカではなくて、だからこそ思ったら思っただけ、築き上げられていくものなんだろうとしみじみ考えた訳で。
わたしの目が青いスポットライトになって五関さんを照らすことが、わたしにとっての担当って事なんですよ。スポットライトは一人にしか当てられない。他をみても、照らす光になりたいとは思わない。
ああ、クサイポエムだなぁ。深夜だしナイーヴになる時期だし貧血だから仕方ない。


こんなにグダグダ書いてるのに要点など一つもない悲しいくらい腥い文章なんだけれど、ABC座まとめを書く前にちょろっとデトックスしたかった。いわゆる壁打ちってやつだな、コレ。
A.B.C-Z担楽しい。五関担で楽しい。偽りない気持ちだ。偶さかこうして、フッと谷に落ちる感覚もあるにはあるけど。それも含めて楽しい。エブリデーハッピーだ。

なんていうか、ABC座の演じているA.B.C-Zもとても好きだと思ったが、やはりアイドルしてるA.B.C-Zって最高だな。なかでも、五関さんってすっごいアイドルだ。どうしたってあんな人、照らしたくなるに決まってる。


思っていたより踏み込んだ先は楽しくて、ステージを踏む軽いステップを、重い踏み込みを、流れるような一挙手一投足を、これから見逃さずに生きていきたい。




右も左も何もなくなるほど
青い果実の その青さを



アイラビューは君だけさ!



先月の21日、担当失敗ブログを書いた。

わたしが今から書くのは担当決定ブログである。そんな名前かどうかは知らないが、つまり内容としてはそうなるのだ。

A.B.C-Z担になると決めた時、わたしの中で担当という対象になるであろう人は二人いた。
塚田僚一、五関晃一である。
どちらがより優れているか、そうでないかの話ではない。どちらも同じだけ好きで、担当というたった一人しか入れない枠に二人を押し込めるということがどうしても出来なかったのだ。
今年、担当失敗を経験したこともあり「担当は〇〇くんです」と口にしてから「いや、やっぱり無理でした」となるのは嫌だった。




前回担当を降りたのは、KAT-TUNから。個人でいうと田口淳之介から。KAT-TUN担自体は7年強の歳月をかけていた。最初は上田担と口にしていたが、2010年頃から上田口担でーすと言っていた。そう、コンビ厨気味なわたしは上田と田口という(その当時では殆ど同志は見かけなかった)二人のコンビが好きで、応援していた。
忘れもしない2014年初夏、わたしはTwitterのアカウントを作成した。KAT-TUN担で長いこと相方としていた子がジャニオタを辞め、共有を楽しみの一つと考えていたわたしは手っ取り早い手段としてTwitterを始めたのだ。
探り探りのTwitterライフだったが、思いの外楽しいものだった。そんな中で、相変わらずわたしは「KAT-TUN・上田口担」を自分の肩書きとして記していた。

ある時「上田くんと田口くん、どっちの担当なんですか?二人が担当だなんてなんかズルいと思います」と言われた。初めての意見であった。びっくりして、何がずるいんですかと問い返してみたが、解答は得られなかった。
その時から、元々田口淳之介へと年々気持ちが傾いていたことも理由の一つとし、田口担を名乗り始めた。

田口担としての生活を始めても、気持ちの上では上田口というコンビを好きなことに何ら変わりはなく、変化といえば同担のフォロワーがやたら増えただけであった。

この事があり、わたしはコンビで応援する人がいたとしても【担当は一人に絞る】と決めた。


紆余曲折あり、2015年5月にわたしはKAT-TUN担・田口淳之介担を降りた。
それからジャニーズWEST・濱田崇裕を担当としようとするも失敗し、9月30日よりA.B.C-Z担へと肩書きを変えた。



前置きがやたら長いが、ここで冒頭に戻る。
塚田僚一、五関晃一、どちらがわたしの担当なのだろうか…ということである。

元々A.B.C-Zを好きになったきっかけは塚ちゃんだった。五関さんに関していえば、アリサマ代々木でソロを観るまでは、まず候補にすらあがらないはずだった。
まずアリサマ代々木の時のわたしの目当ては戸塚田の二人だった。が、コンサート終了後にわたしの頭にあったのは「塚ちゃんと五関さん」この二名。戸塚田かわいかったな〜!と考えながらも、ふと考えているのはこの両名のことだった。

サマパラで塚ちゃんから五関さんへ誕生日プレゼントをあげた、というMCを聞き、二人に益々興味を持った。ここで今更ながら二人はシンメだということを改めて認識し「あ、わたしA.B.C-Zで好きなコンビ決まった」と思った。今まで好きになったコンビにシンメはいなかったのだが、初めてシンメな二人を好きになった。
※エイトの時は丸山・大倉コンビ、KAT-TUNでは上田・田口コンビというシンメぶっ壊しコンビが好きな傾向にあった。

A.B.C-Z担になると決め、ABC座に通い詰め、毎度毎度この二人を目で追っていた。
最初は恐らく塚ちゃんの方をよく見ていた気がする。しかしながら、次第に、二人に向かう視線がキッカリ平等になり、気付くと、一人を目で追っている時間が増えていった。
そして24日夜の公演に向かうわたしの心中には、担当としてこの人を据えたいという一人がいた。
ただし、24日は担当(仮)を観に行くのではなく、自然と目が向くのはどちらなのか、を見極めたかった。もし、見ようと頭で考えていないうちに彼を見ていたなら、それが答えなんだと結論つけようとして。


わたしが担当(仮)と目星をつけた人は、顔がタイプなわけでもなければダンスが好みなわけでもなく、ひたすら不思議でしかない人だ。今まで担当にしてきた人と全然違う。なにより意外すぎた、自分にとって。


例えば二択があったとする。

タキツバならどっちが好き?
KinKi Kidsならどっちが好き?
わたしの好きだと思う方は今までわかりやすい方へ、明らかに偏っていた。
同列に語るのは可笑しいのかもしれないけれど、要するに全然違うのだ。


でも、わたしの目が追いかけ、心が痛いほど鳴るのは、何度「違う」と頭で考えても一人だった。

彼しかいなかった。













五関晃一。
彼がわたしの担当だ。



自分の価値観や好みや、タイプなんてぶっ飛んで、壊れて、そしてそこに立っていたのは五関晃一だった。
堂々たる姿で拳を突き上げて、前髪に目が隠れながらも、口元をほんの少し笑みに変えている彼が、わたしの担当だった。


タキツバなら翼、KinKi Kidsなら剛。
五塚のどちらかを担当にするなら、塚ちゃんなんだとぼんやり思っていた。でも、気付いたらそうではなかった。
五関さんを見ている間は、頭が真っ白になる。この世の何をも、その時間には干渉しない。そうなってしまう。

ABC座の1幕でジュピターの、マーキュリーが生き返ってからのソロダンス。パッとマーキュリーを見上げてから、うっすらと微笑みを浮かべてダンスをするのを観て、もう、その身体から発せられる表情をひとつも逃したくないと思った。

今日、25日。
五関さんはgreat5で名前をコールされた時、後ろ向きでジャケットを半脱ぎにし、背中を見せつけ、口元を笑みに歪ませていた。

息を飲んだ。この人だ、と思った。


本当なら勿体ぶって「来月の自分の誕生日にでもソッと更新して発表しよう」なんて思っていたんだけれど。
今日、その瞬間を目にした時に感じた。
26日夜、わたしにとって最後のABC座2015は、五関担として入りたいと。


だから今日、もう言ってしまおう。



わたしの担当は五関晃一さんです。

きっと彼が最後になります。そうしたい。そうでありますように。
以後、宜しくお願い申し上げます。









明日が最後だ。
目が潰れても構わないから、脳にきつくきつく焼きつけよう。








そしてわたしは性懲りもなくコンビ厨でい続けるつもりでいる。塚ちゃんは担当でなくたって大好きな人なので、わたしの感覚でいえば五塚担でも差し支えない…と思う。よってこれからも特に応援スタンスは変わらないと思う。というか変えられないと思う。




悪友から言われた。

「五関担で、塚ちゃんが大好き!それでいいじゃん」

そういうことだ。
シンメを好きになるのも、こんな読めない不思議な人を担当にするのも初めて。A.B.C-Z担という一人暮らしはまだまだ始まったばかりなんだから、自分なりに楽しまなきゃ損である。
A.B.C-Zという土地に五関晃一という家を建て、塚田僚一というインテリアで暮らそう。考えるだけで楽しいじゃないか!









…今まで担当になった人ってみんなわりと目が細いから、それだけかなぁ、共通点。なんちゃって。










賽は投げられた。

先だっての記事でも書いたとおり、自分の入った回はなるべくまとめておこうと思っている。よってABC座の21日公演をまとめようと思う。21日はわたしにとって特別な日となった。ちょっとしたことだが、大きな出来事とも言える。

この日は昼・夜どちらも観ることができた。しかしながら、昼公演は全くと言っていいほど覚え書きができない。覚えていないわけではないんだけれども、どうにも言葉にならない。

少し前もって書いておくと、ABC座が始まる前からちょっとずつJr.を覚え始めたわたしは、とあるJr.のグループに出会った。トラビスジャパンである。全員ではないが、わたしにしては異常ともいえるスピードでメンバーを覚えていった。中でも、阿部顕嵐くんにとても興味を持った。好みの顔ではないはずなんだけども。五関さんに似てる、なんか好き、これくらいの気持ちの時に悪友からお兄ちゃんガチャというドラマを観せてもらった。
阿部顕嵐くんが出ているシーンは半目でしかみれなかった。あまりにも格好良くて。ビックリした。そうして、ぼんやりとJr.の中ではアランくんが好きだな〜…いつか実際に観れたらいいな〜〜…と考えていたのである。

わたしは誰が見学に来ようがA.B.C-Zを観るしその為に金を払っているのだという確固たる信念(?)があったので、基本誰が見学に来ようがソッカァというくらいなものなんだけれど(しょりまりが来たときは流石にビックリしてやり取りを微笑ましく見守ったが)、21日の昼公演になんとアランくんが見学に来たのだ。実際に見ることができるのはいつになるだろうか、とくるかもわからない日を楽しみにしていたわたしにとって晴天の霹靂であった。ジェシーくんと森田美勇人くんも来ていたがアランくんしか目に入らなかった。A.B.C-Zに舞台に呼ばれ、A.B.C-Zとアランくんが同じ視界に入ったことでわたしの中で何かがブチンと切れた。五関さんとアランくんが同じ視界に入ってしまったのが運の尽きだったんだと思う。
MCが終わりA.B.C-Zが再びパフォーマンスを始めるとわたしの視線は再びA.B.C-Zに向かった。その最中はA.B.C-Zのことしか考えられないし、観れない。しかしながら、わたしの中に衝撃は残り続けた。
終わってから悪友×2に酷い顔を見られた。なんかもういつからかわからないが泣いてたのである。

かくして昼公演の記憶はぶっ飛んでしまった。観たしメモはいくつか残っていたが覚え書き出来るほどのレベルではない。あれだけ執拗に残しておきたいと思っているというのに、昼公演の記憶といえば五関さんとアランくんが同じ視界に入った時のことだけである。実に悔しい。

これから覚え書きツイートをまとめるが、これは夜公演のものだ。


夜公演は昼に何も出来なかった分頑張ってメモをとった。ピリオドの歌詞を完璧にしたい欲求が自分のなかにあるので21日夜公演で一旦まとめた。


以下はわたしが個人的に思ったこと。



戸塚田ってどうにもこうにもお互いに一歩も譲らなくて見ていて面白い。



この日、わたしの心境にひとつの変化が生まれた。

今まで塚ちゃんと五関さんに同じくらいの気持ちが向かっていたんだけれど、それが片方に傾いたのだ。ほんの、少しだけ。

21日が終わった後、わたしの頭のなかはそのことでいっぱいだった。何もかも吹っ飛んでしまう、それでいて身体の奥がヒリヒリする熱い衝撃だった。これがなんなのか、きっと自分のなかでは21日から今日この日までに多少の整理がついたかと思う。

観ていない2日の間、ぐるぐると考え続けた。寝ても覚めてもこのことばかりが頭の中を支配している。

担当、という人を一人に絞るのは、コンビ厨といっても過言ではないわたしの唯一のポリシーというか、決まりごとだ。だからいつかは決まるものと思っていた。それが今、靄が晴れかかっている。少しずつ、ハッキリしてきている。

正直に言う、怖い。今日、24日の夜公演を観るのが怖い。でも、怖いのと同時に楽しみで仕方なくも、あるのだ。


どうなるのだろう。

ABC座に残されたわたしの魂は今日を含めてあと三つ。すべて取り戻した後、わたしの気持ちが何処に落ち着くのか、まだわからない。





ひとつ、誓いを立てた。

この気持ちはハッキリするまで、自分の胸の内だけであたためる。いつか孵ったその日に、誰に憚ることなくその人の名前を口に出来ることを切に願って。



簡単に手が届くならそれは本物の星じゃないんだよ。



河合郁人さん28歳のお誕生日、おめでとうございます。
気付いたら可愛いと感じるようになり、好きだと思うようになり、今日この日を祝える気持ちになった自分がとても嬉しいです。

シフトが出てこの日が休みになっているのを見た瞬間、わたしはどうにかして今日という日に日生に向かうことを決めました。ご縁があり、チケットを譲って頂けたので今こうして席に座っている。
今は開演前だ。劇場内は電波が飛んでいないので時間を有効に使うべく書き出しをしたためているというわけだ。つまり20日の公演も自分のためにまとめるつもりなのである。よくもまあ毎回書くなー!って感じなんだけれども、A.B.C-Zに対してやABC座について感じたことを後から読み返したい一心なのだ。よって、しつこくしつこく書き残しておくつもりである。後から読み返してどんな気持ちになるのかな。
さて、一旦手を止める。開演2分前だ。昼公演、楽しむぞ!




終わりました。
昼も夜もめいっぱい祝われて、河合はとても嬉しそうだった。わたしも見ていて嬉しかった。
出来れば入った感想は近々でまとめたいので、コンタクトに疲れ切った目に鞭を打って…もとい目薬をさしまくってまとめようと思う。

まず1幕。いろいろ変更点があった。

ギャートルズ・原始人と言われるくだりで塚ちゃんが横向きになり「ゴーン」と鐘を鳴らすアクションをしながら身体を揺らす。
・現代?に戻りゴローさんの作ったスタジオを訪ねるくだり、下手側袖のすぐそばに開店祝いの花がある。「借金取り一同より 祝開店 スタジオプラネッツさんへ」の文字がある。
・「マジですか?!」とリョウスケがゴローさんに向かっていくシーン。何語だ?と聞かれ「真面目な話ですか?」と言い直す。
・リョウスケの「俺に母乳が出たらなあ」とショウタの「この千年の宴がな?」というセリフ。

こんなもんだろうか。17日の次が20日だったので、その間に変わったものと思われる。

まずは昼公演から。

あとからメモちゃんと読んだら「優しくしておいたほうがいいよ」と言っていたのは塚ちゃんだった。自分で優しくした方がいいよっていうとか可愛いが過ぎる。


言った人や起こったことは全てニュアンス・わたし目線からの主観アリアリである。違う部分あるかとは思うが、それは仕方ない。とりあえず昼公演、五塚大爆発していた。


以下夜公演。



・知らなかった。夜公演でちゃんとスクリーンを見るまでマーズだと思っていたアホである。


・五関「かわい」橋本「ふみと」戸塚「28歳の」塚田「お誕生日」ジュニア含む全員「おめでとう!」だった。




・左がしめかけくん、右が原くんと判明。しめかけくんにニッコニコの笑顔を向けるのに原くんに冷徹な一瞥をくれる五関さんすごい良かったって事を言いたかった。



・濃い目の赤だった。




・これ昼夜。説明し難いから感じ取ってほしいんだけど、河合って優しいなと感じた瞬間の話。



誕生日ケーキはすごく可愛いファンシーな二段式のものだった。メンバーカラーがそこかしこにあって(ハッピーバースデーの文字が紫で、縁取りがピンクだった)可愛かった。馬のピック?みたいなの刺さっていた。愛されてるんだなあと嬉しくなった。


努力して、お金持ちになります!と28歳の抱負を述べていた。努力無しには夢を叶えることが出来ないと知っている人の言葉だと思った。

才能や外側の魅力だけじゃ売れない世界だと思う。苦い経験も全て受け入れて、メンバーとジュニア、舞台を作り上げる全ての人に囲まれて笑っている河合郁人は輝いていた。頑張ります、なんて口だけでなら幾らでも言えるが彼の言葉は真実「努力」を積み上げていく未来を語るものだったと思う。

河合が頑張ってくれることで、A.B.C-Zはもっと良くなる。もっと知ってもらえる。リーダー、ついて行くよ。どうかどうか、幸せいっぱいのお金持ちになって下さい。

本物のスターになって下さい。


河合は可愛い。でも可愛いだけじゃないんだ!






走り出したらもう、止まらない。



Perfumeのライブに行ってきた。
ついでに言うと広島へは初めて行った。


わたしがPerfumeに出会うきっかけは妹だった。
妹が強烈にPerfumeを好きでいるので、なにかと趣味が合うこともあり興味本位で聴き、観るようになった。
JPNというライブに誘われたので、興味と付き添い気分の両方で足を運んだ。

結果、あ〜ちゃんの可愛さと奇天烈さにハマった。

曲が好きだったのもあるだろうが、ジャニーズのコンサートに慣れていた目は天地がひっくり返るほど圧倒された。それくらい演出が凄かった。
また、耳で聴くだけだった曲が映像や彼女たちのパフォーマンスを実際に目にすることで好きの度合いが変わったりした。
何もかも新鮮だった。
女性アイドルというものは小学生の頃うっすらとモー娘。が好きかも…くらいの感じでしか知らず、ジャニーズにどっぷりだったわたしは興味を抱くことすらなかったのだが、Perfumeはこう、なんというかアイドルに期待する以上のものをわたしにみせてくれた。
JPNは幾度か参加することが出来た。毎回同じなようで、やはり違う。毎度、毎度、もっと見たいと思わせてくれた。


あ〜ちゃんが好きだなーとぼんやりと思いながらわたしは何年かライブに行き続けた。
その最中も、わたしはジャニーズが本命であったし、どこか妹の付き添い気分が抜けなかった。
妹はそれはそれはPerfumeにのめり込んでいたので「あそこまではわたしはのめり込んでいないな」という思いがあったのだと思う。自分の意思で行きたいと望みはしていたが、妹が行かないといえば行かないであろうとは思う。
が、毎年なんらかのライブに行くことが出来ていた。
毎年、前年よりもさらに素晴らしくなったPerfumeをみることが出来ていた。

そんな中、不意にあ〜ちゃんかしゆかのコンビが気になり始めた。
あ〜ちゃんとのっち、のっちとかしゆか、このコンビにはない不思議な可愛さに惹かれ、いつしかわたしはゆかちゃんのことも好きだと思い始めた。

ぐるんぐるんツアーの代々木にはいった時、完璧に二人を見ている自分に気付き、本格的にあ〜かしの二人が好きなんだなぁと思うようになった。
もちろん三人が好きなのは当たり前なんだけれど、とりわけこの二人が一緒になると胸が高鳴るのだ。


さて今年である。
武道館と広島グリーンアリーナでライブがあると聞いて、わたしは当然いくものと考えていた。
ただ、15周年という記念すべき年のライブである。
チケットが取れるだろうか、とハラハラする妹の近くでわたしもハラハラしていた。
みたかったのだ、単純に。去年より良くなっているであろうPerfumeのライブが。
結果は正直びっくりしたが武道館と広島両日が取れていた。周りにPerfumeを好きな人が妹だけなので倍率もなにもわからないけれど、ジャニーズだったらこれヤバイんじゃ…と思った。からびっくりした。まさか(妹の)自チケで武道館も広島も当たるとは。

広島には当然行きたい。
が、そうなると金銭面での余裕がなく、武道館は泣く泣く諦めることにした。
…これが後に本気の後悔となることをこの時は知らなかった。諦めずに行けばよかった。

広島には初めて行く。
そもそも遠征という行動は昨年の年末、嵐のデジタリアンで北海道に行ったのが初めてだ。
その後年末にKAT-TUNのカウコンのため大阪に行ったが、どちらもドタバタに終わった。不安であった。

が、妹は広島に行くのが二回目だったのでまあ大丈夫だろうとナメていた。


まず広島に着いて困ったのは、移動に使う路面電車Suicaが使用できないことだ。
路面電車を使うことをなんとなく聞いてはいたので、事前にSuicaに交通費として多めにチャージしていた。これが裏目に出てしまった。
新しくその場で使えるICカードを買うのはあまりにお粗末だし、結局広島にいる間はずっと小銭を用意することに必死だった。まず出来た思い出は小銭作りである。
Suicaユーザーで広島に行かれるという方は是非小銭を用意してから行って欲しい。


Perfumeゆかりの地に色々と足を運んだ。とはいえ妹について回っていたというのが正解だろう。知識としてはわたしは一般的にPerfumeを知っている人より「ちょっと知ってる」くらいのものだから。
何処にいってもPerfumeのファンがいた。
そんなことを思ってしまうくらい、ここに来てもわたしはまだ[付き添い]気分が抜けていなかった。


Perfumeのチケットは当日、入場するその時まで席がわからない。
なのでどの辺りから見れるのか、とハラハラしていた。
入場時間になり妹の後ろに付き従う。手渡されたチケットは、スタンド最前列のものだった。ちなみに方角は西である。

元々広島グリーンアリーナ自体があまり大きい会場ではないからか、スタンドの最後列でもよく見えるだろう。まさかの最前列というよく見えるにもほどがある席に座って、妹と二人幸運をかみしめていた。

Perfumeのライブでは始まる前に何度かCMがモニターに流れるのだが、開演直前のCMでは会場全体がCMに合わせて手拍子をする。シュールである。しかしこれがたのしい。
何分か開演時間を過ぎ、会場全体が暗くなる。この瞬間はどのライブでもテンションの上がり方が凄まじい。

わたしはセトリも予備知識もなーーんにもなくこのライブの日を迎えたので、初っ端からテンションぶち上がりだった。曲順や細かいところは省略する。

この日、わたしは当然あ〜ちゃんとゆかちゃんを見る予定だった。そのつもりだった。しかしながらpick me upでゆかちゃんが乱れた髪を後ろにバサッと手で振り払った瞬間、ゆかちゃんに視線が釘付けになってしまった。

Perfumeは三人とも好きである。そのなかでも、あ〜ちゃんとゆかちゃんが特に好き〜、というフワフワした感情でいた。わたしはPerfumeのファン、そういう立ち位置の人ではないと思っていた。何故なら、本気でPerfumeを追いかけている妹や、他のファンの人からしたらこんな緩いやつ駄目だろ…と不思議と思っていたから。
ライブが終わり、涙のにじむ目で妹に語った。


「わたし、ゆかちゃんしか見えなかった」


方角が西だったのもあるだろう。
※妹曰くゆかちゃん側だったようだ。

大きい手のひらをかかげて身体を揺らすゆかちゃんや、MCで話さない時もずっと優しい笑顔のゆかちゃん、彼氏募集中のいっそ凶器なほど可愛い広島弁のゆかちゃん…見ようとしなくても、三人とも視界に入っていても、ゆかちゃんしか見れなかった。
1日目が終了し「ねえのっちわたしのこと指差したよね…」と灰になっている妹と並んでホテルに帰った。



2日目である。
Perfumeゆかりの地巡りはまだ続いた。八誠というお好み焼き屋さんに行った。
生まれて初めて広島焼きを食べたのだが、予想よりずっと美味しかった。大阪風しか知らなかったの損してた。でも、空腹でも一枚が限界だわアレ。二枚ペロッと食べていた妹すごい。
いや、普段ならばわたしもそれくらい食べれたかもしれない。しかし、2日目ということは、今日で終わってしまうということなのだ。昨日、ゆかちゃんが大好きだと気付いたばかりなのに、もう1日しか残されていない。

あ、広島の八丁堀あたりをウロウロしていたら、えげつないくらいの盛り方をするジェラート屋さんを見つけた。味はもうめちゃめちゃに美味い。しかし盛り方が本当にえげつない。でも美味しいので広島に行く際は是非行って欲しい。また広島に行くことになったらわたしは絶対行く。
※帰る日にも行った。2日連続でえげつないジェラート食べた。


今日がオーラス。わたしにとってもだが、この日はライブのオーラスでもある。会場前ですら熱気が凄かった。
バッジを追加で買いたかったが売り切れ。全種類可愛かったけど、今思うとあ〜ちゃんの書くゆるいニコちゃんマークのバッジ欲しかったなあ。
開場していたので入場すべく向かった。
お兄さんから手渡されたチケットに書かれていたのは、アリーナ席。ステージに近いブロックから一つ後ろのブロックだったが、広島グリーンアリーナ、アリーナだったらどこでも近い。ステージを見上げる感覚は、最終日に震える心臓をぶち壊すには充分だった。すごい。何が何だかわからないけどすごい。

西側ということは、わたしにとって幸運だった。2日目も彼氏募集中を西に向かってやってくれた。あの瞬間に永遠にいたかった。
最後の最後まで、ずっとゆかちゃんに釘付けだった。ラストということもあり、パフォーマンスはキレキレで格好良く、綺麗で、喋るとふわふわ柔らかい声で終始可愛くて、好きだ…!と思った。

そういえば1日目はスタンドだったので銀テープが取れず、会場外で優しい人から一本分けていただいた。だからアリーナ席だとわかった時、誰かにその優しさを返したいと思い、飛んできた銀テープを何本か手にした。が、わたしが余りにもPerfumeに頭からのめり込んでボーっとしていた為会場内に忘れ物をしてしまい、そのため時間がかかり、銀テープを手に会場外へ出た時にはもう周りにほとんど人がいなかった…悲しい…。よってわたしの手には銀テープがめちゃめちゃある。もしこれを読んで欲しいと思ったら遠慮なく言ってください、あの親切なファンの方から頂いた優しさを誰かにお返ししたい。なんだこの話。でも本気です。


終わってしまった。
Perfumeのライブが終わってしまった。

ホテルに帰る道すがら、妹とぽつぽつ感想やらなんやら話しながら、すごく胸が苦しかった。
「早く次のライブがみたい」その気持ちでいっぱいだった。


今までPerfumeのライブに行って、こんな渇いたような、満たされたような不思議な気持ちになったことはなかった。

ホテルに帰り、妹に「今まで付き添い気分だったが、違う気がする」と話した。
怒られるかな、と思ったが、妹は呆れ顔だった。

「広島にまで来て、なに言ってんの?」

目から鱗だった。
そりゃそうだ、普通、付き添い気分だったらわざわざ広島になんて行かない。ジャニオタやっててすら遠征をしたのは去年が初めてというくらいひよっこなのに、Perfumeのためにはるばる広島に行ったのだ。自分ではまったく気づいてなかったが、わたしはとっくの昔にPerfumeのファンになっていた。
それを自覚出来たことも含めて、このライブを観れたこと、広島まで行ったことは間違いではなく、むしろこうしてゆかちゃんが好きだと気付くために必要だったんだなと。そう思った。


チョコラBBを飲み、ベッドに潜り込み、目を閉じると、瞼の裏でゆかちゃんがステージで踊っていた。
Perfumeが、ゆかちゃんが、好きだなと思った。



こうして、わたしの広島遠征が終わった。
付き添い気分で行ったわたしが、正真正銘Perfumeのファンとして戻ってきた。
観れて良かった、行ってよかった。


応援してくれる人がいる、自分たちも楽しい、だからPerfumeを続けます。
そう言ってくれたあ〜ちゃんに、頷きながら優しい目をしていたゆかちゃん。



あの日の続きを、この目でみたい。