アイラビューは君だけさ!



先月の21日、担当失敗ブログを書いた。

わたしが今から書くのは担当決定ブログである。そんな名前かどうかは知らないが、つまり内容としてはそうなるのだ。

A.B.C-Z担になると決めた時、わたしの中で担当という対象になるであろう人は二人いた。
塚田僚一、五関晃一である。
どちらがより優れているか、そうでないかの話ではない。どちらも同じだけ好きで、担当というたった一人しか入れない枠に二人を押し込めるということがどうしても出来なかったのだ。
今年、担当失敗を経験したこともあり「担当は〇〇くんです」と口にしてから「いや、やっぱり無理でした」となるのは嫌だった。




前回担当を降りたのは、KAT-TUNから。個人でいうと田口淳之介から。KAT-TUN担自体は7年強の歳月をかけていた。最初は上田担と口にしていたが、2010年頃から上田口担でーすと言っていた。そう、コンビ厨気味なわたしは上田と田口という(その当時では殆ど同志は見かけなかった)二人のコンビが好きで、応援していた。
忘れもしない2014年初夏、わたしはTwitterのアカウントを作成した。KAT-TUN担で長いこと相方としていた子がジャニオタを辞め、共有を楽しみの一つと考えていたわたしは手っ取り早い手段としてTwitterを始めたのだ。
探り探りのTwitterライフだったが、思いの外楽しいものだった。そんな中で、相変わらずわたしは「KAT-TUN・上田口担」を自分の肩書きとして記していた。

ある時「上田くんと田口くん、どっちの担当なんですか?二人が担当だなんてなんかズルいと思います」と言われた。初めての意見であった。びっくりして、何がずるいんですかと問い返してみたが、解答は得られなかった。
その時から、元々田口淳之介へと年々気持ちが傾いていたことも理由の一つとし、田口担を名乗り始めた。

田口担としての生活を始めても、気持ちの上では上田口というコンビを好きなことに何ら変わりはなく、変化といえば同担のフォロワーがやたら増えただけであった。

この事があり、わたしはコンビで応援する人がいたとしても【担当は一人に絞る】と決めた。


紆余曲折あり、2015年5月にわたしはKAT-TUN担・田口淳之介担を降りた。
それからジャニーズWEST・濱田崇裕を担当としようとするも失敗し、9月30日よりA.B.C-Z担へと肩書きを変えた。



前置きがやたら長いが、ここで冒頭に戻る。
塚田僚一、五関晃一、どちらがわたしの担当なのだろうか…ということである。

元々A.B.C-Zを好きになったきっかけは塚ちゃんだった。五関さんに関していえば、アリサマ代々木でソロを観るまでは、まず候補にすらあがらないはずだった。
まずアリサマ代々木の時のわたしの目当ては戸塚田の二人だった。が、コンサート終了後にわたしの頭にあったのは「塚ちゃんと五関さん」この二名。戸塚田かわいかったな〜!と考えながらも、ふと考えているのはこの両名のことだった。

サマパラで塚ちゃんから五関さんへ誕生日プレゼントをあげた、というMCを聞き、二人に益々興味を持った。ここで今更ながら二人はシンメだということを改めて認識し「あ、わたしA.B.C-Zで好きなコンビ決まった」と思った。今まで好きになったコンビにシンメはいなかったのだが、初めてシンメな二人を好きになった。
※エイトの時は丸山・大倉コンビ、KAT-TUNでは上田・田口コンビというシンメぶっ壊しコンビが好きな傾向にあった。

A.B.C-Z担になると決め、ABC座に通い詰め、毎度毎度この二人を目で追っていた。
最初は恐らく塚ちゃんの方をよく見ていた気がする。しかしながら、次第に、二人に向かう視線がキッカリ平等になり、気付くと、一人を目で追っている時間が増えていった。
そして24日夜の公演に向かうわたしの心中には、担当としてこの人を据えたいという一人がいた。
ただし、24日は担当(仮)を観に行くのではなく、自然と目が向くのはどちらなのか、を見極めたかった。もし、見ようと頭で考えていないうちに彼を見ていたなら、それが答えなんだと結論つけようとして。


わたしが担当(仮)と目星をつけた人は、顔がタイプなわけでもなければダンスが好みなわけでもなく、ひたすら不思議でしかない人だ。今まで担当にしてきた人と全然違う。なにより意外すぎた、自分にとって。


例えば二択があったとする。

タキツバならどっちが好き?
KinKi Kidsならどっちが好き?
わたしの好きだと思う方は今までわかりやすい方へ、明らかに偏っていた。
同列に語るのは可笑しいのかもしれないけれど、要するに全然違うのだ。


でも、わたしの目が追いかけ、心が痛いほど鳴るのは、何度「違う」と頭で考えても一人だった。

彼しかいなかった。













五関晃一。
彼がわたしの担当だ。



自分の価値観や好みや、タイプなんてぶっ飛んで、壊れて、そしてそこに立っていたのは五関晃一だった。
堂々たる姿で拳を突き上げて、前髪に目が隠れながらも、口元をほんの少し笑みに変えている彼が、わたしの担当だった。


タキツバなら翼、KinKi Kidsなら剛。
五塚のどちらかを担当にするなら、塚ちゃんなんだとぼんやり思っていた。でも、気付いたらそうではなかった。
五関さんを見ている間は、頭が真っ白になる。この世の何をも、その時間には干渉しない。そうなってしまう。

ABC座の1幕でジュピターの、マーキュリーが生き返ってからのソロダンス。パッとマーキュリーを見上げてから、うっすらと微笑みを浮かべてダンスをするのを観て、もう、その身体から発せられる表情をひとつも逃したくないと思った。

今日、25日。
五関さんはgreat5で名前をコールされた時、後ろ向きでジャケットを半脱ぎにし、背中を見せつけ、口元を笑みに歪ませていた。

息を飲んだ。この人だ、と思った。


本当なら勿体ぶって「来月の自分の誕生日にでもソッと更新して発表しよう」なんて思っていたんだけれど。
今日、その瞬間を目にした時に感じた。
26日夜、わたしにとって最後のABC座2015は、五関担として入りたいと。


だから今日、もう言ってしまおう。



わたしの担当は五関晃一さんです。

きっと彼が最後になります。そうしたい。そうでありますように。
以後、宜しくお願い申し上げます。









明日が最後だ。
目が潰れても構わないから、脳にきつくきつく焼きつけよう。








そしてわたしは性懲りもなくコンビ厨でい続けるつもりでいる。塚ちゃんは担当でなくたって大好きな人なので、わたしの感覚でいえば五塚担でも差し支えない…と思う。よってこれからも特に応援スタンスは変わらないと思う。というか変えられないと思う。




悪友から言われた。

「五関担で、塚ちゃんが大好き!それでいいじゃん」

そういうことだ。
シンメを好きになるのも、こんな読めない不思議な人を担当にするのも初めて。A.B.C-Z担という一人暮らしはまだまだ始まったばかりなんだから、自分なりに楽しまなきゃ損である。
A.B.C-Zという土地に五関晃一という家を建て、塚田僚一というインテリアで暮らそう。考えるだけで楽しいじゃないか!









…今まで担当になった人ってみんなわりと目が細いから、それだけかなぁ、共通点。なんちゃって。