賽は投げられた。

先だっての記事でも書いたとおり、自分の入った回はなるべくまとめておこうと思っている。よってABC座の21日公演をまとめようと思う。21日はわたしにとって特別な日となった。ちょっとしたことだが、大きな出来事とも言える。

この日は昼・夜どちらも観ることができた。しかしながら、昼公演は全くと言っていいほど覚え書きができない。覚えていないわけではないんだけれども、どうにも言葉にならない。

少し前もって書いておくと、ABC座が始まる前からちょっとずつJr.を覚え始めたわたしは、とあるJr.のグループに出会った。トラビスジャパンである。全員ではないが、わたしにしては異常ともいえるスピードでメンバーを覚えていった。中でも、阿部顕嵐くんにとても興味を持った。好みの顔ではないはずなんだけども。五関さんに似てる、なんか好き、これくらいの気持ちの時に悪友からお兄ちゃんガチャというドラマを観せてもらった。
阿部顕嵐くんが出ているシーンは半目でしかみれなかった。あまりにも格好良くて。ビックリした。そうして、ぼんやりとJr.の中ではアランくんが好きだな〜…いつか実際に観れたらいいな〜〜…と考えていたのである。

わたしは誰が見学に来ようがA.B.C-Zを観るしその為に金を払っているのだという確固たる信念(?)があったので、基本誰が見学に来ようがソッカァというくらいなものなんだけれど(しょりまりが来たときは流石にビックリしてやり取りを微笑ましく見守ったが)、21日の昼公演になんとアランくんが見学に来たのだ。実際に見ることができるのはいつになるだろうか、とくるかもわからない日を楽しみにしていたわたしにとって晴天の霹靂であった。ジェシーくんと森田美勇人くんも来ていたがアランくんしか目に入らなかった。A.B.C-Zに舞台に呼ばれ、A.B.C-Zとアランくんが同じ視界に入ったことでわたしの中で何かがブチンと切れた。五関さんとアランくんが同じ視界に入ってしまったのが運の尽きだったんだと思う。
MCが終わりA.B.C-Zが再びパフォーマンスを始めるとわたしの視線は再びA.B.C-Zに向かった。その最中はA.B.C-Zのことしか考えられないし、観れない。しかしながら、わたしの中に衝撃は残り続けた。
終わってから悪友×2に酷い顔を見られた。なんかもういつからかわからないが泣いてたのである。

かくして昼公演の記憶はぶっ飛んでしまった。観たしメモはいくつか残っていたが覚え書き出来るほどのレベルではない。あれだけ執拗に残しておきたいと思っているというのに、昼公演の記憶といえば五関さんとアランくんが同じ視界に入った時のことだけである。実に悔しい。

これから覚え書きツイートをまとめるが、これは夜公演のものだ。


夜公演は昼に何も出来なかった分頑張ってメモをとった。ピリオドの歌詞を完璧にしたい欲求が自分のなかにあるので21日夜公演で一旦まとめた。


以下はわたしが個人的に思ったこと。



戸塚田ってどうにもこうにもお互いに一歩も譲らなくて見ていて面白い。



この日、わたしの心境にひとつの変化が生まれた。

今まで塚ちゃんと五関さんに同じくらいの気持ちが向かっていたんだけれど、それが片方に傾いたのだ。ほんの、少しだけ。

21日が終わった後、わたしの頭のなかはそのことでいっぱいだった。何もかも吹っ飛んでしまう、それでいて身体の奥がヒリヒリする熱い衝撃だった。これがなんなのか、きっと自分のなかでは21日から今日この日までに多少の整理がついたかと思う。

観ていない2日の間、ぐるぐると考え続けた。寝ても覚めてもこのことばかりが頭の中を支配している。

担当、という人を一人に絞るのは、コンビ厨といっても過言ではないわたしの唯一のポリシーというか、決まりごとだ。だからいつかは決まるものと思っていた。それが今、靄が晴れかかっている。少しずつ、ハッキリしてきている。

正直に言う、怖い。今日、24日の夜公演を観るのが怖い。でも、怖いのと同時に楽しみで仕方なくも、あるのだ。


どうなるのだろう。

ABC座に残されたわたしの魂は今日を含めてあと三つ。すべて取り戻した後、わたしの気持ちが何処に落ち着くのか、まだわからない。





ひとつ、誓いを立てた。

この気持ちはハッキリするまで、自分の胸の内だけであたためる。いつか孵ったその日に、誰に憚ることなくその人の名前を口に出来ることを切に願って。